長く安心して住める長期優良住宅とは

マイホームを建てたなら、誰もが出来るだけ長く住みたいと願うことでしょう。長期優良住宅とは、そうした長期にわたって住むことが出来ると国が認めた住居です。この認定を受けるには、国が定めた独自の審査基準をクリアする必要があります。長期優良住宅とは、厳しい基準が定められていますが家を建てる際には、大きなメリットがある制度です。

住宅ローンの優遇措置が受けられたり、地震保険料を引き下げることも出来ます。固定資産税なども優遇されるので、非常に助かる制度とも言えるのです。工務店など、小さな企業で住宅を建設した場合は補助金を得ることも出来ます。長期優良住宅とはこのようにさまざまなメリットがありますが、デメリットもあることを覚えておくべきです。

長期優良住宅に認定されるためには、厳しい基準を通過する必要があります。そのため申請に時間がかかるというデメリットが発生しやすいのです。認定されるためには、住宅性能評価機関による技術審査を受けるなどさまざまな問題をクリアすることが大切となります。この審査にも数週間かかるため、着工にも時間がかかるというのが現状です。

それにこの手続きには、料金が発生することも忘れてはいけません。10万円程度と言われていますが、所管行政庁によって費用が異なります。こうした手続きや申請は認定後も継続するものです。メンテナンスを怠ると、税や補助金の優遇措置が外されてしまい、金額の返還を求められることもあります。