ツーバイフォーで建てる注文住宅

注文住宅では色々な工法で新築できますが、基本性能の高い工法としてツーバイフォーがあります。ツーバイフォーは2インチ×4インチの木材を中心に枠組みを作り、構造用合板を張り合わせてパネルを形成する工法となります。パネルを組み立てて作りますが、車で言うモノコック構造となりますで、耐久性や耐震性の高い基本性能の高さがあります。木造建物は揺れることで力を逃がすため、地震では揺れなければ持たない構造となります。

ツーバイフォーはパネルの面で力を受けるため、揺れない建物にすることが可能です。揺れない建物と言えば鉄筋コンクリート造がありますが、在来工法よりは鉄筋コンクリート造に近い状態だと言えます。ツーバイフォーは間取りの自由度が低いとか増改築がしにくい構造だと言われていますが、間取りに関しては在来工法の注文住宅と同じように設計することが可能です。増築に関しても同じように問題なく行うことが可能ですが、ツーバイフォーは壁が構造体となりますので、鉄筋コンクリート造のように構造体に手を掛けるのが難しい構造体となります。

窓を大きくしたいというケースでは壁を壊しますので、構造体である壁量が不足してしまいます。このような構造体の形状を変えてしまうような改修は難しいと言えますが、補強を行うことで解決できる場合もあります。ツーバイフォーは木造でありながら耐火性が高いメリットがありますので、防火地域で建てられる唯一の木造注文住宅となります。

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