持ち家と賃貸との比較にはライフスタイルの考慮が必要

家に関して、持ち家と賃貸とではどちらが得かという話はよく聞く話です。雑誌や書籍などでは金銭面での比較が為されることがよくありますが、単純に必要になる総費用を比較したのでは、どちらが得かの議論に結論を出すことは出来ません。なぜなら、必ず全ての人に想定通りの結果が出るわけではないからです。典型的な例を挙げれば、持ち家を購入するためには住宅ローンを利用するケースが多くなりますが、全員が問題なく完済出来るとは限りません。

途中で返済を継続出来なくなると、想定外のことが起こってしまいます。長期的な比較になるので、想定外のことが起こらないことを前提とした比較には少し無理があります。大切なことは自分のライフスタイルとのマッチングで、平均的な家庭での比較の結果ではありません。賃貸のメリットとして、よく挙げられるのは移動の手軽さです。

賃貸なら気分を変えたくなったり、仕事の都合で転居しなければいけなくなった際に、躊躇なく引っ越しをすることが可能です。引っ越しが多い家庭なら、賃貸のメリットは大きくなると言えますが、転居の予定のない人には何のメリットでもありません。一生同じ場所で暮らすことになるのなら、簡単に引っ越しが出来ないという持ち家のデメリットも考慮する必要がなくなります。これらのように一般的なメリットやデメリットを比較要素としても、それぞれの家庭の事情によって大きく内容が異なります。

大切なのは、それぞれのライフスタイルを考慮した比較をすることです。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*