世間一般的に、「持ち家は自分の家なので好きなように使える」「自分の家を持ってこそ一人前の大人なので持ち家は絶対必要」という考えがあります。確かにその意見は間違いではありませんが、その一方で何十年もの間ローンに縛られるという現実もあります。そのためある方は賃貸住宅に住むという選択をします。では、持ち家と賃貸住宅ではどちらがお得なのでしょうか?例えば30歳のご夫婦が家賃10万円の賃貸住宅に住んだ場合、1年間で支払う家賃は120万円で、80歳までの50年間で支払う金額は、合計すると6000万円となります。
住んでいるお住まいや地域にもよりますが、6000万円ですと、かなりしっかりした大きな家が建ちます。6000万円を支払ってその家に何十年住んだとしても、その家は賃貸住宅ですので自分の持ち物になりません。しかし、持ち家ですと毎月ローンの返済に追われて苦しいように思えても、自分たちの家ですので好きに使うことができますし、子供や孫に不動産として残すことができます。結論から申し上げますと、高い家賃を何十年も支払うよりも購入したほうがお得、ということになります。
しかし、もしは破格の貸物件でみつかり親切で優しい大家さんから「自分たちは住む予定がないので自由に改増築してもよい」というような物件であれば、賃貸住宅でもいいかもしれません。両方もメリットとデメリットをよく考えて決断するようにすることは大切です。
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